お金があるからといって自由に自動車は買い替えられない

お金持ちの人は車を複数台所有している、車を頻繁に買い替えているといったイメージが強いかもしれませんが、決してそんなことはありません。私の実家は周りの家と比べたら裕福なほうでしたが、それでも家や車に多額のお金をかける家ではありませんでした。

今まで我が家が所有してきた車は、ほとんどが国産車でしかも一台購入してから10年以上はずっと大切に乗り続けていました。もともと父も母もそれほど車に高い興味関心がなかったことも車の買い替えを頻繁にしなかったことが原因として考えられます。

また父が幼い頃に貧しい家庭で育ったので、倹約精神が備わっており無駄遣いをしなかったのです。昔は車にお金をかけている家庭も多かったのですが、私の父はそういった周りの影響にも流されず、我が道を貫きあえて車を頻繁に買い替えるようなことはしなかったのです。
(参考:スムーズにいくと自動車の買い替えは早く終わるもの

一度父に我が家はそれほどお金に困っているわけではないのになぜ車を買い替えないのかを、聞いてみたのです。すると父は車の買い替えにはお金がかかること、そして買った車を維持するのにもお金がたくさんかかるということを教えてくれたのです。車にお金をかけるくらいならもっと別の部分でお金を使いたいと、父は私に言いました。

私は普段車に乗っているだけだったので、初めて車の購入価格や維持費、税金、車検などがあることを知りました。そして買い替えのたびに税金や諸費用もかかることをその時初めて知ったのです。

お金の使い方は人それぞれですし、あえてその使い方を否定することもありません。しかし世間一般が抱いているイメージとは異なるお金持ちもいるということを、わかっていただきたいのです。